お知らせ

第10回「かながわ商店街大賞」が決定。商店街部門6団体が受賞

2021年12月21日

 神奈川県と県内の経済団体で構成する「かながわ商店街大賞実行委員会」による、第10回「かながわ商店街大賞」が次のとおり決定しましたので、お知らせします。

 「かながわ商店街大賞」は、神奈川県内の商店街の優れた取組みを表彰し、広く紹介することにより、あらためてより多くの県民に商店街の役割や魅力を知っていただくとともに、他の商店街の活性化の参考としてもらい、県内の商店街全体の活性化に寄与することを目的とする表彰です。
 今回の特色は、コロナ禍にという商店街の活動に制約がある中で、受賞が決定した商店街それぞれがその特性に応じて工夫を凝らし、感染症防止対策や新しい生活様式に対応した取組みを行っているところも評価されたところです。
 
(1)応募数 
【商店街部門】   18団体
【大型店・チェーン店部門】 (応募なし)
 
(2)応募期間
 令和3年8月3日~9月30日
 
(3)受賞団 
【商店街部門】
大 賞(1団体) 横浜橋通商店街協同組合:横浜市南区
優秀賞(2団体) 橋本商店街協同組合  :相模原市緑区
        上溝商店街振興組合  :相模原市中央区
特別賞(3団体) 鹿島田商店会     :川崎市幸区
        さくらみちブラボーズ :茅ヶ崎市
        大原町商和会     :伊勢原市

(4)授賞式 
 令和4年1月5日(水) 15時~15時30分
 県民共済プラザビル メルヴェーユ 6階ヴァランセ
 (横浜市中区桜木町1-1-8-2)
 
主 催 かながわ商店街大賞実行委員会
 神奈川県・公益社団法人商連かながわ・神奈川県商店街振興組合連合会
 一般社団法人神奈川県商工会議所連合会・神奈川県商工会連合会
 神奈川県中小企業団体中央会・公益財団法人神奈川産業振興センター
 
後 援 神奈川新聞社・日本経済新聞社横浜支局・tvk
 
【問い合わせ先】
かながわ商店街大賞実行委員会 事務局:公益社団法人商連かながわ
電 話:045-633-5184

【講評詳細】

【商店街部門】

【大賞】
横浜橋通商店街協同組合:横浜市南区
《商店街一丸となってコロナに立ち向かう》
アーケード内に生鮮品店や個性的な店が並び終日賑わう、地域に密着した商店街。個店でのコロナ感染拡大防止策に加え、令和2年2月から商店街で始めた、次亜塩素酸を散布するなどアーケードを清掃・消毒する取組み「コロナバスターズ」は、多くのメディアに取り上げられ、毎週金曜日に現在まで継続されている。商店街一丸となってコロナに中長期に渡って立ち向かい、来街者が安心して買い物ができるような環境づくりに取り組んでいるほか、長年続く抽選会等のイベント、商店街の総菜を味わっていただく大人縁日等、人と人とのつながりを大切に地域の状況にあった商店街活動をしていることが評価された。
 
【準大賞】(2団体)
橋本商店街協同組合:相模原市緑区

《商店街独自のスマホアプリを最大限に活用》
橋本駅の両側に広がり、若手役員が柔軟な発想で新たな事業企画立案等を行っている商店街。ハロウィン、まちゼミや、商店街の街路灯などにお店のちょっとした情報をPOPで掲出する「つぶやき大作戦」等様々なイベントを開催。またコロナで影響を受けている加盟店を支援する取組として、道路占用許可基準の緩和措置を活用し、駅前路上にてお弁当や物品の販売、出張体験等ができる「はしべんプラス」も開始。これらの情報は、商店街独自のスマホアプリ「橋本アプリ」で発信されている。街の人口形態や環境が大きく変化している地域でSNSやアプリを最大限に利用した来街・来店の促進が期待でき、今後も新たな取り組みにチャレンジする力をもっていることが評価された。

上溝商店街振興組合:相模原市中央区
《地域内の資源を大切にした独自性ある街づくり》
 相模線・上溝駅前に広がる、古く歴史のある商店街。「溝のだるま市」や「溝の酉の市」など縁起物を販売するイベントや「溝の朝市」や「溝の骨董市」といった地域に根付いた多くのイベントを実施。「溝の七福神めぐり」は、商店街区内に設置した七福神をめぐり御朱印を完成させる参加型イベントで、密にならずに商店街内を回遊してもらえる効果が得られる。また、地域にある寺社を商店街にて運営管理する協定を結ぶなど、地域にある資源を大切にし、独自性ある街づくりを進めていることが評価された。
 
【特別賞】(3団体)
鹿島田商店会:川崎市幸区

《新たな生活様式に対応した手法でイベントを展開》
 南武線・鹿島田駅と横須賀線・新川崎駅との間にある歴史ある商店街。通勤客や地域住民が交流できるイベントを行っていたが、コロナ発生後の令和2年度からはコンサート、クイズ、コンテスト等のイベント開催の手段にオンラインを導入し、さらに令和3年度からは事務局を置き商店街の体制を整え、リアルとオンラインの「ハイブリッド方式」での取組を促進している。オンラインを活用した非接触型でのクイズやコンテストなどへの取組みは今後の商店街活動の手法の一つのモデルになることが期待できると評価された。

さくらみちブラボーズ:茅ヶ崎市
《会員15店の小さな組織でも地域を巻き込み精力的に活動》
 東海道線・茅ケ崎駅と辻堂駅の間に会員店15店が点在し、若手を中心に平成26年に結成された商店街。自治会やサークル、コミュニティーセンター等と連携を図り、地域を巻き込みながらイベント等を開催。また商店街店舗の商品や店主等の紹介動画「ブラチャン」や、「商店街ソング」も製作し商店街をPRしている。開発地域で地縁のない住民が多いエリアにおける商店街活動としてモデル性を有しており、小さな組織でありながら地域と連携することで多様な事業展開を図っている点などが評価された。

大原町商和会:伊勢原市
《組織一体となって、会員をサポート》
 小田急線・伊勢原駅南口に広がる商店街。地域の大きなイベント「伊勢原観光道灌まつり」でのステージイベントやハロウィンイベントでは大型店やチェーン店とも協力を図っている。コロナ禍対策においては、感染症対策になかなか手を付けられない会員のために、商店街で一括して備品等無償貸出を申請し、またマスクや消毒用アルコール等の無償配布、キャッシュレス決済導入支援等、サポートしている。役員・会員が密に連絡をとり交流し、商店街内の情報を共有し、商店街としてきめ細かく会員をサポートする取組などが会員増にもつながっている点が評価された。
 
※大型店・チェーン店部門は応募がありませんでした。